女子校出身者が思う共学出身女子の偉大さについて。
お疲れ様です、ゆとりです。
実は中学・高校と女子校出身なわたしなわけですが、大学(共学)に入って女子校出身なんだと言うとほぼ80%ほどの確率で言われるのが「え〜女子校って怖そ〜」である。
これを言ってくるのは99%共学出身の女子。
おそらくここでの“怖い”とは大半が陰湿ないじめ等を指すのだろう。
いや、イメージというのはたしかに大事だし、大きな影響力があるのはわかる。それに、女子校=怖い というイメージがあることはおそらく本人たちも自覚している。(なぜならわたし自身が入学当初不安だったからだ)
ここからは本当に学校の特性によると思うのだが、あくまでわたしが感じたことを綴らせていただきたい。
まず、「え〜女子校って怖そ〜」に対してのガチレスは、
「いや、怖い女は怖いし、怖くない女は怖くないよ」
である。
それは環境に左右されるというよりはもうその人個人の人間性の問題なので、簡単にいうといじめっ子はどんな環境でもそうなり得る可能性はあるし、そうならない子はどんな環境でもならないということだ。
わたしの学校でも、実際になかったとは言えないかもしれない。が、意外とサバサバした女子が多いのも特徴だ。
陰湿な嫌がらせやいじめを行う気配のある子のことをある程度の数の学生は見抜くし、それとなくあの子ってそういう子だからね、気にしない方がいいよーみたいな感じがあるのも事実だ。
むしろ、同じ性別しかいないのでびっくりするぐらい開放的で品性を欠いてしまう方が問題視すべきだとわたしは思うのだが…
さて、本題はここからである。
先述している共学出身女子の「え〜女子校って怖そ〜」発言には、実は女子校出身者に対する一種の権勢攻撃が含まれている場合がないとは言えない。
女子校のようなドロドロとした環境で育ってきた女、というレッテルを貼られている気がしてしまう。
なぜこういうことをするかというと、簡単な話マウンティングだ。
ドロドロした環境で育ってきた計算高く少し荒んだ女子校出身者に対して自分は、両性が混在する一般的な空間で純粋に成長してきた共学出身者なのだよ(緑間)、である。
ちなみに共学出身者がもし「え〜女子校って怖そ〜」発言を異性がいる前で行なった場合、この言葉がマウンティングである確率は一気に跳ね上がる。
この一言で、女子校出身を一気にカースト下位に引き摺り下ろし、自分の価値を引き上げることに成功する。
ここで、女子校出身者としてひとつだけ言わせてほしいことがある。
わたしたちからすれば、共学出身者こそ逞しく計算高いと思うのだ。なぜなら、彼女らは同性だけでなく異性からもそこそこ好かれながらそつなく学校生活を送ってきた猛者だからだ。
なによりわたしたちが大学に入って学んだことは、“女は男が絡むと人が変わる”ということだ。
そんな、思春期で男女の関係交わりまくりの環境のなか、同性とも異性とも程よい関係を築き上げることに成功している共学出身者の方こそ、わたしたちなんかよりよっぽどすごい。
共学出身者からのマウンティングを受け、なんとも言えない敗北感を感じている同志に伝えたい。わたしたちからすれば「共学校の女子ってなんか怖そ〜」だし、お互いに同じ女なのだから仲良くやろうぜ!という気持ちを持つこと。
そして他多くの方々には、出身校にとらわれない女の子の本質をみてあげてほしい。
※わたしは共学でも女子校でもどっちでもいいと思っています。実際、共学出身のお友達もいます。細かいことにとらわれずみんなが仲の良い世界を目指しましょう。(誰)※
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